我がメサイアに捧ぐ供物
我が身よ、供物なれ
政宗様。 私は、貴方を死なせは致しません。仮にこの身が果てようと、地獄の業火に灰の一粒すらも残さず燃やされようとも。 貴方の右目となり、背を護り、支えとなるため――そのためだけに自分は存在している、と言っても過言ではなく。 ただ政宗様のため、その為だけに存在しているのです。貴方が生き長らえるのならば、この身など、どうなっても構いませぬ。 嗚呼。ですから、どうか上洛なされるその御身を、この竜の右目に見せてくだされ。 「小十郎、気合入れてついて来いよ!」 「……無論、聞かれるまでもありませぬ」 刀を一閃させれば、迸る紅。飛び散り頬にびちゃりと付着する赤を拭いもせず、直ぐに次の敵に斬りかかる。彼に近付くものは、仮令仏でも赦しはしない。彼の上に立つものはいない。存在してはならないのだ。 この刀に、鎧に、――そして、弦月に、誓おう。 吾が護りしこの背に、永久の服従を。 write:2007/02/23 up:2007/02/24
こじゅの独白気味に、片倉+伊達を。
どうしても主従関係にある間柄の二人をカップリングに出来ない。 タイトルはかなりお気に入りなんだけど、内容が不完全燃焼気味。 もうちょっと違う雰囲気にする予定だった。 てか、ベリーベリーショートにもほどがありますね、これ |